【レビュー】初めてのディープラーニング オープンソース“Caffe”による演習付き
最近ほんとディープラーニング流行ってますね。画像に音声に大活躍です。
自分は学生時代ニューラルネットやっててこのあたりの素養が少しはあるので、話題の技術だしちゃんと勉強してみようかなと
アニメキャラの顔認識とか楽しそうw
というわけで手始めに本買いました
初めてのディープラーニング --オープンソース [ 武井宏将 ] 価格:2,376円 |
割と適当に選びましたがなかなか良いと思います。
以下レビュー
この本が対象としている読者は、下記を満たす人かと思います。
1:ニューラルネットワーク初心者
2:linuxについての素養がある
逆にいえばニューラルネットワークについて大学で勉強してた人には少し物足りない内容だし、linux触ったことない人は後半の演習がきついのであまりお勧め出来ないですね
本の構成としては、
前半:機械学習概要→ニューラルネットワークの基礎→ディープラーニングの理論
後半:caffe(フレームワーク)を使った演習
となってます。
前半は「そもそも機械学習ってなんだ?」ってとこから始まって、ディープラーニングの基礎知識としてのニューラルネットの説明、ディープラーニングの理論と続きます。説明は図解で、数式がほとんど無い(あっても無視して大丈夫)ので、初学には最適かと。ディープラーニングの本でこれだけ平易に書かれているものはそう多くはないのでは。
ただし内容としてはググったら出て来るようなことしか載ってないので、理論的な部分を詳細まで追いたい人には向かないと思います。
後半はディープラーニングのフレームワークを使った演習です。
caffeというフレームワークを使ってサンプルの画像データセットの学習と、自作画像データを学習するための方法をちょろちょろっとといった感じ。
caffeはwindowsをサポートしてないので基本的にはlinux必須です。なのでインストールして環境作って…ってこと考えると全く触ったことない人はつらいかなあ...あと誤植が多いっすね(笑)コマンドそのまま打っても動かん動かん単純な誤植でlinux触ったことあればなんとなく修正できるんですが、やっぱコマンドはまる写しで動いてほしいもんです。 とはいえやっぱり実際に学習させてみると性能のすごさだったり、計算に凄く時間が掛かることだったり、理論を知ってるだけでは分からないことが分かるのでとても良かった。 というわけで以上まとめると、「ニューラルネット初心者でlinux触ったことある人」にとってはディープラーニングを直観的に理解できるし、実際に学習させることができるのでおすすめでっせって感じです。